8月も終わりという登山シーズン終盤の富士山です。
まだ、山頂を目指す人々や山小屋の明かりは星と共に輝いています。
この山中湖や忍野村周辺から望む夏の富士山は、
「人文字」と言われて、須走ルートと吉田ルートが8合目で合流しているのが特徴です。
近年は須走ルートがマイカー規制のため登る人がかなり減っているようです。
「人」の左側がすっかり繋がりにくい状況ですね。
そしてこの写真で気づいたのは、左側の裾のほうにある明かり。
あれはおそらく御殿場ルートの明かりでしょう。
富士山の斜面にいくつか見られる「コブ」を順に説明していくと、
右側に見える大きめの膨らみがちょうどスバルラインの五合目(約2300m)。
左側の中ほどにあるコブが宝永山(約2600m)。
そして左側の下の方に2つ連なったコブが二ツ塚(約1800m)です。
御殿場ルートと思われる明かりは二ツ塚よりも上にありますが、
実は御殿場ルート登山口は二ツ塚より更に下の標高約1400m。
あそこから登ると思うとかなりハードな登山になることは容易に想像できますね。
右のスバルライン五合目が遥か上に見えます。
私も唯一、御殿場ルートからだけは登山に挑戦したことがありません。
いつか歩いてみたいとは思いますが…(^_^;)
アップロード日: 2016年9月22日