山並み越しに望むダイヤモンド富士。
通常は富士山周辺のエリアや、遠方の平野部などから撮影されることが多いため、
このようなシーンは比較的珍しいものでしょう。
少し霞があったものの、夜中から一貫して晴れの傾向で、無事に撮影することができました。
霞があったほうが光を映すスクリーンの役割をしてくれるため良いかもしれません。
撮影のバリエーションをつけるため、カメラ2台分の機材を用意し、
望遠バージョンと広角バージョンと両方撮影したうちの、広角版になります。
望遠レンズでは富士山とダイヤモンド富士が強調されシンプルな描写になりますが、
どこから撮ったか分からない、あまり特徴のない写真になってしまいます。
結果的に、今回は広角のこちらのカットのほうがお気に入りです。
シルエットの山並みもうすら見え、富士山から伸びてくる影が大事を抱くようで広大なスケール感が感じられます。
私自身も、このような写真は他で見たことがありませんでした。
しかし、実は本来の狙いは「雲海とダイヤモンド富士」のシーンです。
一度撮影したことがありますが、霞が強かったためぼんやりしてしまい、納得できていません。
雲海が出たとしてもそのたびに表情は違ってくるでしょうし、何度でも挑戦していくべきシチュエーションでしょう。
いつか納得できる「感動の一枚」を仕留めたいと思っています。
アップロード日: 2016年9月4日