千葉県木更津市からのダイヤモンド富士。
先日は初めて千葉県からのダイヤモンド富士を撮影成功。
神奈川に住んでいるので千葉は少し遠く感じますが、
徐々に千葉からの富士山にも挑戦しています。
今回は、朝から天気が安定しており、夕方まで快晴がキープされそうだったので、
撮影に出てみることにしました。
神奈川の海沿いはだいたい様子がわかっていますが、千葉県はまだ未知の世界。
初めて訪れたこの場所は、海を渡る電柱と富士山を絡めて撮れるポイントでした。
定刻の3時間ほど前に現地入りすると一番乗りでしたが、
すぐに地元のカメラマンを中心に続々と人が集まってきました。
聞くと、この場所は満潮時には一面が海になるという干潟。
この時は干潮にあたるタイミングで、ちょうど水が引いたところに水が溜まっていました。
太陽は水物と相性が良いので、これを利用しない手はありません。
ローアングルで狙いましたが、逆さ富士を映すことは出来ず。
カメラをこの干潟に直接置くくらいのアングルだったらどうだっただろうか…。
もう少し左のポジションから撮れば電柱と富士山を近づけることもできましたが、
太陽の位置がずれてきてしまうのでこの辺りで妥協します。
周辺に面白い対象物が多かったので、前景をどこにするか非常に迷いました。
しかしダイヤモンド富士のタイミングは一瞬で、1箇所に絞らなければなりません。
結果的には、ここで撮って良かったとは思いました。
結局、撮影場所はDナビが示す通り。
太陽をもう少し上めに位置させるために、右側(北側)のほうで撮っているカメラマンも多かったです。
今回、撮影・現像手法としては、新しい試みをしてみました。
撮影はアンダーで行い、現像で暗部を持ち上げると、太陽の輪郭が出やすいという話がありました。
実際試してみたわけですが、結果的にはまずまず成功。
ただしニコン純正のCapture NX 2では階調の表現に難があり、
太陽の周辺とそれ以外のところで色味に差が出てしまうという問題が起こっています。
ネイチャーフォトとしては今ひとつな仕上がりとは思いますが、
インパクトを重視する昨今のSNSフォト時代においては、こういう写真は目を引きそうです。
アップロード日: 2016年3月18日