沼津市の山の斜面から見下ろす景色です。
標高はおよそ400m。
駿河湾の海が見え、中央は沼津市街の街あかりがきらめいて、
そして愛鷹山、富士山とそびえ立つ絶好のロケーションです。
沼津市は伊豆半島の付け根であり、南側にかけて徐々に険しくなっていく山並みの雰囲気が見て取れます。
海があり、山があり、街もあり、そして富士山がある。
この絶妙な地形の眺望は素晴らしいです。
撮影場所は木々に囲まれたわずかな隙間から覗くもので、
展望台として誰かが手入れはしていると見られるものの、徐々に周囲の大きな木も成長し
バーンと開けた展望は、徐々に失われつつあるのは切ないところです。
この場所から、夜明けの情景を撮影しようと訪れました。
強い冷え込みが続く日々で、斜面は凍結していました。
夜明けに撮影を始めると、シャッターチャンスはあっという間。
まだ肉眼では空がうっすら明るくなった、という頃がベストタイミング。
この時間にビッシっと撮影を決めてしまわないと、あとは夜景が弱くなって作品になりません。
肉眼では効果が見えるか見えないかというような時間ですが、PLフィルタも使用しています。
この日は冬型の気圧配置が緩み始めたところで、富士山の手前に直線に漂って見えるガス層が夜景を反射して綺麗でした。
アップロード日: 2017年1月27日