精進湖からの”月光紅富士”です。
満月から少し日が離れていましたが、かなり良い染まりだったと思います。
朝陽や夕陽が富士山を赤く染める「紅富士」という現象がありますが、それの月光バージョン。
太陽と月は明るさが違うだけで性質は同じですので、原理的には同じことが起きます。
2012年末のしし座流星群のときにこの現象に出くわした人が多く、
その頃からちょっとしたブームのような気がします。
最近は満月の前後に積極的に撮りに行く人がいますね。
今回は、偶然精進湖で泊まりの撮影をしていたので、
ちょうどいいタイミングだと思い撮影しました。
西側がよく晴れていたので染まりがよく、しっかりと赤色が出ています。
ちなみに肉眼では、目を凝らして見ても見えません。やはり暗いです。
カメラに映し出される富士山は月が傾くに連れて刻一刻と表情を変えていくので、
撮影していて時間の変化を感じ、とても面白かったです。
ふじてんスキー場の明かりがうるさいのはドンマイです。
本当は暗いほうがネイチャー写真っぽいですが、これもひとつのアクセントと考えましょう。
撮影条件は、高感度でもバルブでも面白いですが、
バルブをする場合は1枚か2枚しか撮れるチャンスがなく、雲の出方や月没時刻をよく確認しなければいけないので、難しいです。
今回は無理やり高感度版とバルブ版を撮りましたが、こちらは高感度版です。
アップロード日: 2015年1月24日




