御殿場からのパール富士です。
厳密には、月が山頂ではないのでパール富士もどきでしょうか。
しばらくぶりの撮影となりましたが、
快晴にパール富士の撮影チャンスということで、張り切って出動しました。
しかし今回はある程度自然のタイミングや運に任せて、イレギュラーを楽しもうという姿勢で臨みました。
月が落ちる厳密なポイントや日の出の正確な時刻は、あまり頭に入れず。
大体のポイントで狙い、天候などの条件が想定外だった場合の移動なども考えず、
「待ち」の姿勢で撮影してみることにしました。
結果として、富士山が紅富士に染まるのを待たずして月は沈んでしまい、
本来の狙っていたシチュエーションでの撮影はできませんでした。
このとき、機転を利かせて、急いで場所を移動すれば、
沈んだ月をもう一度富士山の脇に出現させることも可能!
…だったのですが、そこまで頭も回らず(笑)
また、撮影ポイントをもう少し後方に構えていれば、
紅富士に染まる時間が遅くても安牌を狙えるといったところでした。
結果的には、知人カメラマンも前後左右いろいろなポイントから撮影していたようで。
月を山頂に落とした者、慌てて移動して紅富士と絡めた者、
最初から後方で待っていて紅富士に絡めた者、月を左に落として紅富士と絡めた者。
いろいろな写真を見させて頂きました。
そしてこれが私の写真。
やはり紅富士と絡まなかったのは悔しいところですが、
月の位置は好みだし、これはこれで悪くない写真になったと思っています。
重要なのは、富士山の山肌と月の模様が同時に表現されること。
理想的な快晴であれば富士山頂にはもう日が出ているはずの時間で、
比較的明るい空であったことから、
富士山と月の露出差はだいぶ縮まっていました。
月の模様が出たのでオッケー!とひとまず最低条件はクリアです。
また、12月らしく冠雪が中途半端になっていたため、
横一直線の模様が入るなど、個性のある富士山の表情も良かったです。
アップロード日: 2015年12月3日