赤石岳の稜線は紅葉、その先に富士山を望む構図です。
4日間の滞在の最終日、朝まで見えていた富士山も、夜明けとともにガスが立ち込めシャットアウト。
その後もしばらく晴れることなく、いよいよ下山でした。
稜線の紅葉、今年は台風の影響もあってかあまり良い色付きではないものの、
ちょうど見頃を迎えようという時期に差し掛かっています。
確かに登ってきた4日前よりは色がついてきたように見えます。
しばらくガスの中を歩いていましたが、標高を下げていくと晴れ間あり。
これが赤石岳。頂上部はガスに埋もれる確立が非常に高い山。
塩見岳と赤石岳はカメラマン泣かせで有名です。
しかし視界が晴れたところで、雲が舞っておりいつ富士山が隠れるか分からない!
慌ててカメラを出して、バシャバシャと撮影しました。
紅葉の稜線を手前に配して構図を作ったときには、
もう富士山の手前にも雲が湧いて…ちょっと遅かったかな。
それでも、動く雲の躍動感閉じ込めたような描写がけっこう気に入っています。
手前の稜線には日が当たり美しく輝いていたものの、
写真にしてみると空や雲のほうが明るいため露出差には悩まされますね。
このあたりの紅葉は、太陽の方向から考えてもなかなか作品にするのが難しそうです。
アップロード日: 2016年9月30日