10月の3連休、2日目の夕方に撮影した赤富士。
この日は強い低気圧が去った後の夕焼けパターン。
直前まで、地元神奈川や東側での撮影も検討していましたが、
どうも東側の雲が多く富士山が見えてこない予感がしたので、急遽西側まで飛んでいきました。
夕焼けの1時間前くらいまでは上空に雲が張り詰めており期待したのですが、
最後に雲が取れてしまって青空が出現…写真家ガッカリの展開です。
なんとなくギリギリの予感はしていましたが、惜しかった。
それでも西の方に残った雲が夕焼けを反射して強烈な赤い光に。
赤富士や紅富士が本当に色濃く染まる条件は、
朝焼けや夕焼けが素晴らしい条件となったときです。
太陽からの直接光と雲からの反射光で2倍の輝きになり、
現実とは思えないほどの強烈な色に染まることがあるのです。
今回の夕焼けは6割位のパワーという感じでしたが、それでもこの色付き。
全天が焼けたときの赤富士は、文字通り信じられないほどの色になるのでしょう。
まだ私はそんな光景を見たことはないのですが。
それでも、今回の赤富士は今まで見てきた中でも最も素晴らしい色を見せてくれました。
10月に入ってまだ富士山に雪が乗ってきませんが、赤富士を堪能させてもらいました。
アップロード日: 2016年10月10日