赤石岳より望む初雪化粧の富士山の写真̌̎初雪化粧のキミ̏ - 南アルプス中・南部エリア࿸静岡ݼ・長野ݼ࿹̍

『 初雪化粧のキミ 』

★★☆☆☆

夕焼けの時間、まだ富士山は雲に隠れてハッキリ見えなかった。

しかし夕焼けのほとぼりも冷め、夕日がゆっくりと輝きを失った頃、その頂が姿を現した―。


赤石岳より望む冠雪の富士でした。

日中は雲が多く展望がなく、夕方になって西の方になんとなく輝きを感じる展開でした。

夕暮れの頃に、小屋に泊まっていた登山者たちとともに外に出ると、綺麗な夕焼けが見られました。しかしその時間、富士山は雲の中。

夕焼けが冷めて登山者は小屋に戻り、空がブルーアワーに染まる頃、富士山はひっそりと姿を現しました。
その頂には、雪が乗っていました。

9月24日、今シーズン初めての雪化粧でした。


ここは標高3120m赤石岳、雲海の上。

ひょっとしたら下からは誰も見えない、雲の上でしか見えない初冠雪だ!
…と思ったのですが、朝霧高原のライブカメラでもしっかりその姿が確認できたようで、初冠雪独り占めはならず。ちょっとガッカリ。

しかも今回の冠雪は、初冠雪を発表している甲府気象台から観測できなかったようで、”初冠雪”とは認定されませんでした。
甲府気象台が判定していることは以前から知っており、こういうケースもありえるのだろうかと考えていましたが、実際にありました。
別の場所からしっかり雪が見えていても、初冠雪に認定されないのです。

ただし一方、富士山の麓にある富士吉田市は、独自に”初雪化粧”として富士山の冠雪を発表したようです。
富士吉田市がこのような発表をしているとは知りませんでした。

朝日新聞DIGITALに初雪化粧に関する記事がありますのでご紹介しておきましょう。
http://www.asahi.com/articles/ASJ9T2Q9GJ9TUZOB001.html


この夏は妙な天気で、暑い日が多く梅雨のように雨の多い異常気象でしたが、
一方で冷え込みがあれば早めの冠雪もあるかなと予想しており、予想は当たりました。

この雪化粧がいつまで見られるかと期待したのですが、なんと翌朝には溶けてしまいガッカリ。
北側や南側では翌朝も雪が見えていたようですが、西側はダメでした。

赤石岳山頂にある避難小屋は9月で閉めてしまうため、なかなか冠雪の富士山を望む機会がありません。
いつかここからどっぷり冠雪した富士山も見てみたいものです。

有償・無償にて写真データの提供も承っております。
テレビ・雑誌・カレンダー・Webサイト等に提供実績あり。ご依頼はこちらをご覧ください。
また写真をプリント、額装しての販売も可。メールでご相談ください。

アップロード日: 2016年10月12日

自己評価: ★★☆☆☆

ほかの写真

ご注意など
  • 当サイトに掲載されている全ての写真の著作権は撮影者に帰属し、許可なく転載したり使用することは法律により禁じられています。
  • 当サイトに掲載されている情報の正確性については、その内容を保証するものではありません。
  • 免責事項: 当サイトでは、当サイトを利用したことにより生じたいかなる損害についても責任を負いません。