ペルセウス座流星群を雲海の上から捕らえた一枚です。
2013年、ペルセウス座流星群は月明かりがなく良い観測条件でしたが、
連日かなり空が霞んでしまい、富士山がマトモに見えない状態が続いていました。
これは霞の上に出るしかない!ということで北岳に向かったのです。
富士山8合目のライブカメラや、知人の登山情報から、
北岳まで上がれば霞の上に出られると予想しました。
思惑通り、空は澄み渡り下は雲海という、素晴らしい条件でしたが、
唯一、富士山は雲に隠れてしまい惜しいところでした。
山頂をナイトハイクしていた男性と出会い、会話を楽しみながら
夜が明けてくる頃、大きな流星が空に瞬きました。
ちょうどシャッターを切っていたので、楽しみにカメラを確認すると
オリオン座を突き抜けた大きな流星が、富士山の山頂に向かっているではありませんか。
矢の先に、少しだけ頭を出している富士山があります。
欲を言えばもう少し富士山が出ていれば…というところですが、
これはこれで素晴らしい瞬間を捕らえた一枚となりました。
アップロード日: 2014年5月6日
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