2017年1月2日、空は素晴らしい朝焼けとなりました。
年末年始は、当然のように全国から富士山を見に来る人がいますから、
個人的には家でゆっくり、人混みを避けて過ごそうとしていました。
しかし予報天気図を見ていると、面白そうな南風の展開が期待されました。
南風は太平洋からの湿度を運んでくるので、朝焼けにしろ笠雲にしろ面白い展開が起こりやすいのです。
メインの狙い目は日中に出現するかもしれないと思われた笠雲で、
午前2時半に家を出た時点では、まだ薄雲も出ておらず晴れていました。
それが現地に向かう途中に薄雲も発生して、朝焼けも期待の展開に。
現地に到着するとまたも大山行男さんと遭遇。
年末から3回ほどここに来ていますが3回とも会いました。やはり狙いが一緒なんですね。
そして夜明けが近づくと、空は見事な色に染まりました。
非常に色が濃くて鮮やかな朝焼けです。
気持ちとしては、もっと雲が分厚く濃くて、全天が真っ赤になるような朝焼けも久々に見て見たかったですが。
雲量が少し少なく、隙間から青空が覗くような朝焼けとなりました。
残念だったのは、湖畔でボードを出している人たちがいたため、
風が吹いていないのに湖面が波立ってしまったことです。
早い時間帯からたまに船を出し、また止め、また船を出し、止め、と繰り返していました。
ちょうど朝焼けのタイミングに重ならなければいいのだが…と思っていましたが、
ピークの時間にちょうどやられてしまいました。残念です。
湖畔は広いのでもう少し右の方へ逃げることもできたかもしれませんが、
この日は混み合っていて隙間もないし、朝焼けが始まっているタイミングでの移動はあまりにもリスキー。
三脚2本に荷物もあったので、もう動けませんでした。
最初からどこにポジションを取るかということも大事ではありますが、
左右の山の位置や、湖面に点在するブイをかわすためにも、実際はどこでも良いということはありません。
意外と奥が深いポジション取りです。
それにしても新年一発目から良い空に出会うことができて良かったです。
朝焼けはいつも感動させてくれ、雲の表情はいつも違う。
年に何回しか見られない貴重さもあって、飽きることなく狙い続けているシーンです。
素晴らしい朝でした。
アップロード日: 2017年1月3日