南アルプス北岳より望む富士山です。
定番的な写真ではありますが実に素晴らしい眺めです。
自身初のテント泊をしようと計画し、
4泊5日大縦走で最初の朝にこの光景を見ることができました。
夏場は湿度が高いため、雨が降らなくとも雲海が発生しやすく、
運良くいい具合の雲海が入りました。
やはりここの山並みは雲海が入ってこそ完成しますが、
夏場なら比較的見られる光景だと思います。
それにしても思ったことは、この山並みの美しさ。
左右からバランス良く連なる稜線、その先に富士山。
この写真に写っているのは、全てが山、そして雲だけという構成です。
なんという奇跡の景観なのだろう、と思いました。
また、なにげなく富士山方向にカメラを向けると
自然と三分割法で撮れてしまうから見事。
誰が写真を撮っても素晴らしく仕上がるというわけです。
富士山撮影の人気ポイントにはこういった秘密がありますね。
(他に、新道峠など)
この日はわずかながら上空に朝焼けが入り
赤く染まってくれたので、かろうじて彩りを添えました。
面白い雲や強烈な朝焼けなどの個性的な展開はありませんでしたが、
ひとまず人の写真で見てきたこの絶景を
自分の手で収めることができて非常に満足です。
いやあ、何度見ても美しい景観です。
アップロード日: 2015年8月7日