3月は、東京や静岡ではもう春という季節ですが、
標高が高いところではまだまだ冬という時期でもあります。
富士山腹、標高約1450mに位置する水ヶ塚で雪景色を撮影しました。
忍野に引っ越してから、どうも挑戦しようという気持ちが減ったのは残念なことです。
近場で楽に済ませようと悪い心が。。。
標高1700m付近の山も選択肢でしたが、長時間の降雪で深く積もっていそうだし、
なにより北風が強く吹く予報となっており、着雪が心配でした。
風が吹けば雪は落ちてしまい、綺麗な雪景色となりません。
片蓋山ライブカメラで見る限り、ある程度木々に雪がありそうだったのでこちらに来ました。
結果は正解でした。途中までは雨だったようで雪はほとんど見られませんでしたが、
次第に路面は雪のあとの雨でガリガリに固まった道となり、
水ヶ塚駐車場が近づくとあたりは一気に白い木々が現れました。
まだ暗いうちからスタンバイし、1焼けの紅富士を待ちましたが染まらず。
ブルーの時間が過ぎて日の出の頃、クリアーな空に眩しい富士山が照らし出されました。
風が強いと思いましたが不思議と現地はほぼ無風。
山頂付近は予想通りの烈風に晒され、ときおり雪煙が舞い上がる状況でした。
宝永山の右上あたりにも、強風が作る気流で白いラインが見えていました。
ちなみにこの角度からだと、太陽が南東から昇る真冬よりも、
3月頃の東から昇る太陽のほうが、より斜光となって富士山の陰影も調子が良いかな?と思いました。
いずれにしても、今回の写真には満足です。
以前、麓で雪景色を撮影したあとにここへ来たことがありましたが、
今回は日の出の時間に撮影ができて良かったです。
やはり山頂が朝陽に染まるモルゲンロートのシーンは迫力が違います。
アップロード日: 2017年3月23日