紅葉が見頃を迎えている三ッ峠山からの富士山です。
ちょうどこの日が”初冠雪”を記録した富士山。
10月26日の初冠雪は、1956年に並ぶ最遅の記録となりました。
実は9月25日と、前日の10月25日にも冠雪は見られていましたが、
甲府気象台から目視できなかったため記録されていませんでした。
とはいえこれまで2回の冠雪は非常にうっすらとして雪の量も少なかったので、
きちんとある程度の幅を持って冠雪したのは今回が初だったとも言えるでしょう。
ちょうどそのタイミングで見ることのできた、山の紅葉は見事でした。
今年は9月の天候不順などもありどこの紅葉も今ひとつだったのですが、
この三ッ峠だけは比較的良い色付きを見せているように感じました。
現在の写真業界の事情を見てみると、毎日SNSにいろいろな人が写真をUPしている時代です。
それらの情報をチェックしていれば、今どこで何が見頃なのかという情報が簡単に手に入ってしまい、苦労なく良い写真が撮れてしまう時代です。
そういうこともあり、”今が旬”のポイントには人が密集する傾向があり
本当はそういった流れに乗ってしまうと「人と同じ写真」しか撮れなくなってしまうのですが。
それでもやはり一度は撮ってみたかった!と思うこの光景。
東の空も良く晴れており、朝陽が射し込むと、やはりそれは素晴らしい絶景が目の前に広がりました。
個性的でありたいと願う一方、定番は定番でやはり魅了させてくれるものがあります。
アップロード日: 2016年10月28日