私にとって強烈な印象が残っている、数少ないシチュエーションです。
なかなかこのような素晴らしい状況に出会うことはないです。
そのときの状況ももちろん覚えていますが、
写真というのはある意味で怖いもので、写真を見れば見るほど
その時のイメージは写真のイメージにこっそり塗り替えられて行きます。
その写真を何度も見れば見るほど、当時の様子が蘇るようで、実は忘れていく?
編集で味付けしてしまうと、さらに写真の印象が強まってしまいますね。
そういうわけで、この写真は2年半も前のものですが。
本当に当時の光景がリアルに目に焼き付いているかというと…
それでも、焼きついている光景だと思います。
この時、ギリギリまですっかり諦めて寝ていたという秘話もありますが、
なんとか夜明けの光に目を覚まして必死の撮影。
D800E/D700の2台体制で撮影し、メインのD800Eの写真だけ作品として残してしましたが、
サブ機のD700で撮った写真がまだ手を付けられないまま蔵に眠っていました。
ここ最近の撮影に比べるとシャッター数が少ないなぁという印象です。
こんなに良い光景なのにバシバシ撮ってない。
こういう状況では1枚1枚で雲が動くし太陽も出てくるし、
2秒に1回くらいシャッターを切りたいです。
少ないながらも当時、魂を込めて押し込んだシャッターでの一枚でしょう。
2年半の時を経て、広角・スクエアの作品が完成しました。
アップロード日: 2015年6月19日




