力強い朝焼けとなりました。
天気の移ろいをチェックしていると、朝焼けが起こりそうな展開に。
「明日は可能性が高い」と思えた瞬間に、もう迷いは消えました。
イメージはバッチリ。
夜明け前から田貫湖に入って朝焼けを待とう。
期待度は高い。だけど最後はどうなるかわからない。
「明日はどんな富士山が見られるか」という予測を毎日続けてもう2年くらいになるでしょうか。
イメージが湧かない時もある。
でも、そういうときはそれなりなんです。
急にイメージが降りてくる時もある。
そんなときは、迷いなく目的地を決めて、清々しい気持ちで待つ。
今日はそんな日でした。
あっさりとイメージが湧いてきて、予想した光景が目の前に現れました。
強いて言えば、予想を上回る光景でしたが…
焼けるも自然、焼けぬも自然。
どちらに転んでも、受け入れるのみです。
その中でも自分の中で少し大事にしているのは、「驚かない」ことでした。
自然はときに人間の想像を絶する姿を見せつけてきますが、
それを事前に察知して想像するのが私の仕事。
そういう意味では、自然に驚かされっぱなしではなく、自分で「掴みに行く」ような写真も良いのかなと。
そういうことで、今回は描いたストーリーを辿るように、この朝焼けに巡り会いました。
見たこともないほど迫力のある空に感動はしましたが、どこかに冷静さもしっかり残して。
撮るべくして撮った、自分の力で掴み取った一枚と言えます。
アップロード日: 2015年3月30日