富士宮市の梅林と富士山です。
標高の高いところでは春の雪が去り、下界では雨上がり、澄んだ空で撮影することができました。
梅林の手入れがあまりされていないとのことですが、
個人的には良い塩梅で撮れたと思っています。
現地は私有地のため、梅林の中へは立入禁止の看板が立っています。
カメラマンが地面を踏み固め、また枝を折るカメラマンもいるとのこと。
また知人情報では、地主がものすごい形相でカメラマンを叱りつけている様子も目撃されたようで、ルール違反には気をつけたいところ。
この日は良い天気で、この場所で会った知り合いが4人。
他にも何人かのカメラマンが撮影に訪れていました。
まだ、岩本山公園のような大混雑はなく静かな場所ですが、
こうして私が写真を公開してしまうことでまた人が増えることに繋がると思うと複雑な気持ちです。
誰にも知られることがなければ、マナー違反は起こらないし、
地主さんが立入禁止の看板を立てることもありません。
富士山に限らず良い写真撮影ポイントというものは、
いずれ誰かに見つけられ、広められ、破壊される、そういう運命を背負っているのかもしれません。
秘境は秘境のままひっそりとあるべきとも思いますが、
自分もそこへ立ち入り環境を変えてしまう人間の一人であるわけだし、
自分が生きてることで何かが変わっていくというのも、また人間としての運命なのかもしれません。
アップロード日: 2017年3月24日