この日の朝焼けピーク付近での写真。
雲海はこの時間ちょっと少なくなりました。
順光・斜光気味なので、ホワイトバランスを太陽光とすると青みが強くなりますが、
それを中和するようにホワイトバランス曇り・日陰をチョイスすると、朝焼け本来の赤色が蘇ってきます。
実際に肉眼ではどんな色に見えるか?と言われると、
記憶色となるので正解はありません。「人それぞれ」といったところでしょうか。
でもイメージはやっぱり空が赤に染まり、
順光なので富士山もほんのり赤に色付いているのを感じました。
なるべく、その場で感じたイメージを再現するように現像しています。
朝焼けという自然現象自体、珍しいことなのですが、
長年撮り続けているとさらにこだわりがでてきます。
順光か逆光か、斜光か。
雲の形や模様はどうか、色はどうか。
どの角度からどう撮るのが良いか。
いろいろ頭を巡らせても、そこまでは事前に予測するのは大変難しいですね。
「焼けるか焼けないか」だけでも大変なのですから。
実はこの日は、焼けるとは思っていませんでした。
というか、雲海を撮りにやってきたら、運良く朝焼けのオマケがついてきたという感じでした。
ラッキーにしてはなかなかの光景だったと思います。
やはり雲が出やすい夏場は、撮影しがいがありますね。
何が起こるかわからない、ワクワク感があります。
ここ何週間かは梅雨のいたずらで週末に晴れ間がなかなか当たりませんでした。
富士山ファンの皆さんも、この日は溜まっていた思いを爆発させるように、皆さん撮影に飛び出したようです。
アップロード日: 2014年7月7日