山中湖から赤富士の朝です。
夏といえば定番の”赤富士”も、気象条件が揃わないと綺麗に見ることはできません。
単に晴れただけでは厳しく、なかなか強烈な色には染まってくれません。
この日は雨上がりの澄んだ空、チャンスと見て山中湖へ出撃しました。
山中湖の中でもいくつかポイントがあるため、
普段はあまり行かないあたりで構えてみることに。
手前にはガスが漂い、これも雰囲気と思って撮影を続けます。
ライブカメラを見ると、少し移動すれば晴れていることも確認できたのですが、
一か八か、漂う雲を味方につけて味のある写真を撮ろうと狙いました。
しかし結果は微妙。
もう少しスッキリと頭が見えることを想定していましたが、
靄が案外強めにかかってしまい、インパクトある描写とはならず。この通りです。
結局この後も靄が消えず視界が悪くなっていったため、
ついに折れて晴れている場所へ移動。
同じ山中湖でも、全く違う視界。
「赤富士」と言えるような光の状態は終わってしまい、
日が昇ったあとの優しい夏の富士山を湖畔でぼんやり眺めていました。
最初からこちらに来ていれば…と後悔半分、しかしたまには挑戦してみるのもいいこと。
またの撮影チャンスに期待しましょう。
アップロード日: 2016年7月19日