富士山撮影ポイント - 悪沢岳（3,141m）

悪沢岳は、南アルプスの南部エリアに位置する標高3141mの高山。
荒川岳の一角であり、別名「東岳」とも呼ばれます。

日本で6番目に高い山であるものの、アクセスの悪さからかやや知名度が低いように思います。

一般的に利用される椹島からの登山では、片道10時間程度は掛かります。
赤石岳方面もしくは千枚岳方面から、宿泊をしながら縦走することになるでしょう。

登山道はガレ場や急斜面のため比較的険しいコースとなっており、夜間の到達も危険があるでしょう。
ここで御来光を拝むというケースは非常に少ないと思われます。

赤石岳をも上回る標高で、高度感は抜群です。
北岳などの南アルプス北部よりも富士山までの距離が近く、最高の展望地のひとつでしょう。

富士山方向の撮影では、前景に岩稜などが入ってきます。
切れ落ちるような高度感が出せないのは残念なところですが、
それを差し引いても実際の標高の高さからくる高度感は抜群です。