今年最初の赤富士撮影は、まずまずの結果となりました。

ここのところ晴天が続いていて、天気予報に雨マークを見ない状況でした。
基本的には雨が降らなければ空気が霞んでしまい、富士山の撮影には適しません。

この日は、前夜にゲリラ雷雨のような状態となり、大荒れでした。

長雨ではなかったので雨上がりがどうなるか予想もできない状態でしたが、
予報では朝には晴れるということで出撃の構えでした。

ライブカメラを見ていると、雷に照らされながらも雲が晴れ、富士山が出ているではありませんか!
迷わず家を出ました。

そしてこの日の様子は正に胸騒ぎの様相。

雲は晴れ、スッキリした富士山のご登場です。
ここしばらく見ていなかった、輪郭のはっきりしたクリアーな富士山です。

また、雨上がりであるものの雲海が出る雰囲気もなく、これは山中湖湖畔で狙える条件と思いました。

久々の好条件に胸を躍らせ、夜中からスタンバイ。
知人2人とも合流し、3人で湖畔で撮影となりました。

夜中にはもう少し「形」を伴った雲があり、順光朝焼けに期待したものの、
朝までに流れて、上空に残ったのはいわゆる「薄雲」と言われる高層雲です。

この日は「1焼け」がなく、日の出直前まで「不発か?」と思われる状況でした。

ところが日の出の頃、東の空から雲が染まって見事に「2焼け」が。
これなら赤富士も期待できそうです。

この一枚は、焼け出した雲が全体に染まり、赤富士がちょうど始まったところ。
まだ完全に太陽光が当たっておらず、赤富士は少し弱い色味です。

しかし朝焼けのピークはこのタイミング。
赤富士のピークはもう数分後でした。

雲の位置が高すぎるため、富士山と同時に染まらなかったのです。
順光なので仕方ないところです。

もう少し形を伴った重たい雲があると、雲の高さも低くて、赤富士とほぼ同時のタイミングで染まることになります。
夜中にはそれが狙える雲が出ていただけにちょっと残念ですが、これだけでも十分な条件です。

今年の赤富士としては、まだ残雪が多かった7月6日、
そして晴れ続きの中日に突然訪れた7月27日の2回以来、3回目というところでしょうか。

やはり赤富士の撮影チャンスはあまり多くありません。

【参考リンク】
7月6日 この日も高層雲がよく焼けました。
http://fujisantotomoni.jp/photo/DJaUA4ERau

7月27日 晴れ続きでしたがこの日だけ突然ヌケが良くなりました。
http://fujisantotomoni.jp/photo/IToPJucqeX

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アップロード日: 2014年8月6日

自己評価: ★★★☆☆

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