富士ヶ嶺高原でパール富士を狙いましたが、大失敗となりました。
ご参考写真です。
この時期、夕方は雲が出たり空気が霞むことが多いのですが、
台風が去った後ということで、夕方の快晴に期待がかかりました。
この日はパール富士と赤富士が重なる絶好のタイミング。
綿密に計算した位置取りで、月齢14の大きな月がド真ん中から登ってくると予想される場所にスタンバイ成功しました。
定刻が近づくまで、少し雲はあれど富士山はしっかりと見えていました。
「これならいける」と思いました。
ところが予定時刻の10分前くらいでしょうか。
ご覧のように一気に雲が発達して、富士山を隠してしまいます。
実は、この時間までは太陽光が遮られて曇り、富士山も雲も真っ暗でした。
ところが、最後の逆転で一気に赤い光が差し込み、雲を染め、富士山も染まっています。
左端の富士山の山体を見ていただくと、かなり綺麗な赤色に染まっていることがわかります。
夏にこれだけ強烈な赤色が見られるのは、雨上がりなどの僅かなチャンスのみ。
正直、「赤富士だけでも価値ある写真」になるようないい光線でした。
ここにパール富士が加われば、間違いなく最高の写真となったはずでしたが…
この雲が消えないかと淡い期待を抱くも、あっけなく定刻を過ぎてタイムアップ。
雲が大きく、富士山の頭から昇ってくるはずの
期待の月はいつまでもこの目で見ることができませんでした。
ようやく月を見たのは、諦めてこの場を撤収し、車をしばらく走らせた後のことでした。
アップロード日: 2014年7月17日